脳梗塞からの復帰

入院3週間目 リハビリと転院の話

理学療法士と言語療法士のリハビリを受けるようになった。

理学では寝ころんだままでの体のストレッチから入り、輪投げを入れさせたり、立っている時にどうしても動く方の足に重心が偏りがちになるから、平行棒を掴んだまま体のバランスを取るリハビリをしたりする。言葉の方は、ほとんど理解できない状態だった。

医療相談員の女性に呼び止められ、個室に入って話を聞いた。脳梗塞を患ってから3ヶ月の間は回復期リハを行うのが重要で、その設備が整っている病院に転院して貰うことになるという。

父の同僚に勧められた病院名を出してみた。
「そこは確かに設備も整っていて優秀と聞いています。ですが回復期リハの設備がないので、回復期リハの後にそちらに転院して頂くということもできますし・・・」ということだったので、母と話し合って決めますと回答しておいた。